英国のトップ占星術教育者キャロル・テイラーさんによる、複合アスペクトを解きほぐすための特別講座!
アスペクトはチャート内の惑星のエネルギーの経路であり、それを通して二つの惑星の関係の性質、そして惑星の力を私たちがいかに体感しているかを浮かび上がらせるものです。
とくに3つ、あるいはそれ以上の惑星が組み合わさって「アスペクト・パターン」を形成するとき、占星術家はそこに特別な意味を見出さざるを得ません。
そこには複数の惑星の力学の複雑な絡み合いが見えてくるのです。アスペクト・パターンはパーソナリティの内部における固有の力学を、そしてそれを通して私たちが創り上げる外的な世界と、私たちの人生を映し出すのです。
アスペクトはどれでもそうですが、それはとくに先祖や両親から私たちが引き継ぎ、今の自分の人生と共鳴するパターンを示すこともあります。
今回は占星術家が現在、一般的に取り上げているアスペクト・パターンを取り上げます。
そう、Tスクエア、グランド・クロス、グランド・トライン、カイト、ヨド、そしてミスティック・レクタングルなどです。
もちろん、このほかにもアスペクト・パターンはあります。
しかし、今回のセミナーでの鍵となる主題はパターンの解釈のための基本原理をお伝えすることにあります。
それをこのセミナーで押さえることができれば、よりマイナーなアスペクト・パターンを目にしたとしてもみなさんはそれをご自身で解釈できるようになるでしょう。
そうしたマイナーなパターンについても少し触れる予定です。
鏡リュウジさんからの紹介文
キャロルさんは世界でももっとも古い伝統ある占星術スクールの一つ、ファカルティ・オブ・アストロロジカル・スタディーズのプレジデントを務められ、精力的に占星術学習者の指導に当たっておられる方です。
大変研究熱心な方でプロとして活躍する傍ら、占星術に関連する修士号を二つも取得され、また大学でも指導にあたっておられます。僕も英国では何度かお目にかかっていて親しくさせていただいています。
また、ユング派分析家リズ・グリーンが学術書『占星術とユング心理学』『赤の書と占星術』(邦訳、鏡リュウジ監訳・原書房)を出される時、その記念講演をコーンウォールで開催、運営したのもキャロルさんでした。
キャロルさんが専門にされているのは、現代的で心理学的な洞察に基づく占星術ではありますが、その著書『西洋占星術 完全バイブル』は古典占星術復興の旗手であるあのクリス・ブレナンもその動画サイトの中で高く評価しているほど。
カラー図版満載のこの本は、これからの占星術学習のスタンダードな教本となっていくでしょう。原著はカラー図版の本の出版を得意とするDK社から出ていますが、同じ出版社からはパーカー夫妻のThe Complete Astrologer(旧版の邦訳『定本西洋占星術』)が刊行されていたことが思い出されます。
1970年代以降、20世紀、英語圏ではこのパーカー夫妻の占星術本を最初の本格的な手引きとしてプロとなった占星術家が多かったのですが、21世紀にはこの本がその役割を果たしていくことになるでしょう。
初心者から経験を積まれた占星術家まで楽しんでいただける講座になるはずです。
【講師】キャロル・テイラー
【通訳】鏡リュウジ
【書籍】
『西洋占星術 完全バイブル』
■詳細は、コチラからどうぞ。