9月26日、占星術研究家・鏡リュウジさんが監訳を担当した『月と太陽でわかる性格事典　増補改訂版』（チャールズ＆スージー・ハーヴェイ著）が発売されました。

同書は、占星術の本場イギリスで長く読み継がれ、プロの占星術家も参考にしていると言われる「星占い」の定番書です。日本でも2003年にソニー・マガジンズより刊行されましたが、絶版となり長らく入手困難な状況で復刊を望む声が多くあり、このたび復刊の運びとなりました。

この本の刊行を記念してトークイベントを開催します。ゲストは、文化人類学者の奥野克巳さんです。

奥野さんは、2006年からボルネオ島の狩猟採集民「プナン」のフィールドワークを継続的に行っており、彼らの日々の暮らしを描いた民族誌『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』は大きな話題を呼びました。

鏡さんは、研究対象が占いや呪術ということもあり、宗教学、さらには人類学という学問からも多くを学んできました。今回、奥野さんとのトークでは、過去の遺物とされてきたアニミズムやシャーマニズムが、現在どのように再評価されているのか？　そして、占星術、文化人類学という二つの学問から見た占いの重要性、そして占いが人間にどのような影響を与えるのか、などを語り合います。

どうぞお楽しみに。